【SUMO利用ガイド11】Selectionモード編

選択の基本仕様

  • 左クリックだけで選択状態をトグルできます。
    (トグル:選択していないものをクリックしたら選択、選択されているものをクリックしたら選択解除、違う要素をクリックしたら追加)
  • Shift+左ドラッグで矩形選択。(よく使います)
  • Shift+左クリックで、(通常はエッジに当たるクリックを)レーンに対して行うことができます。
  • Ctrl+左ドラッグで、画面移動が出来ます。
  • Esc で選択解除
  • Del で選択削除

補足:上部バーの「click selects edges(エッジをクリック対象にする)」をオフにしておくと、常にレーンを直接クリックできます


サイドパネルの各ブロック

1) Modification Mode(add / remove / keep / replace)

「新しく作った集合選択」を既存選択にどう合成するかを指定します。

  • add(和)/remove(差)/keep(積)/replace(置換)。

“新しい集合選択”には、矩形選択Match Attribute保存選択の読込が含まれます。

2) Match Attribute(属性で一括選択)

手順:①オブジェクト種別→②属性→③式を入力して Enter。または「Apply selection」ボタンをクリック。

属性を選んだところの真下には式を入力します

  • 空欄の式=全件一致
  • 選択した属性のプロパティーが数値属性なら:<, >, = と数値(評価が true なら一致)。
  • 選択した属性のプロパティーが文字列属性なら:演算子と文字列。
    演算子なし=部分一致、==完全一致!含まない^完全不一致

3) Selection operations

選んだ後には、選択集合に対する一括操作。

  • Clear(Esc):全解除(ロック種類は除く)
  • Invert:反転、現在選択している要素以外を選択する
  • Save / Load:選択の保存/読込(読込時は Modification Mode の規則で合成)
  • Delete(Del):選択要素を削除(ロック含む)
  • Reduce:選択した要素以外を削除

よく使う実戦レシピ

  1. 左クリックだけでどんどん追加選択
    • Selectモードで対象を左クリックしていくだけ(トグル動作)。まとめて選んだ後で Inspect に切り替えれてプロパティーを一括編集する。
  2. レーンを直接クリックして選びたい
    • 一時的に:Shift+左クリックでレーンを指定。
    • 常時:上部バーの “click selects edges” をオフにして、左クリック対象をレーンへ切替も可。
  3. ネットワークを指定範囲だけに縮小(Reduce)
    • Shift+ドラッグで残したい範囲を矩形選択 → Reduce ボタン。
  4. 属性で一気に抽出選択(例:速度>10の道路)
    • Match Attribute:「edge」 / 「speed」 /「 >10」 → Enter。

このSellectionモードにはキーボードの「S」を押すと一瞬で切り替わります。そして、選択した後は「I」を押してinspectモードに切り替えて属性の数値を一括変換。など。
息をするように、自然にこの操作が出来たらかっこいいですね。左手はキーボードの上、右手はマウス。操作も見栄えが重要。頑張って練習してみて下さい。!

出典:(エクリプスSUMO)

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