【SUMO利用ガイド16】交差点の結合

本題に入る前に、少しボタンの説明を

右端の赤丸のボタンはShow Bubblesで、交差点を赤丸で示してくれます。これにより、複雑な交差点でも赤丸での単純表示となり、選択がしやすくなります。

赤十字のマークはHide Junction shapeで、交差点自体を隠してくれます。交差点に隠れたエッジなど、見つけやすくなります。

Join Junctions 機能とは?

概要

Join Junctionsは、neteditにおける機能で、隣接する複数の交差点(junction)を一つに統合する操作です。
上下線を分かれて認識している道路など、SUMOが自動的に別々の交差点として扱ってしまうことがあります。これでは、コネクションモードで接続ができなかったり、信号を設置する際は、2つの独立した信号ができることになります。
一つの交差点として信号制御されている交差点は、必ず一つにまとめるという、このJoinJunctionを行ってください。


操作手順(netedit上での実行)

  1. Inspectモード または Selectionモードに切り替え
  2. 統合したい交差点を複数選択
    (複数選択はInspectモードではCtrl+クリック、Selectionモードでは通常の左クリックをポンポンとして2個のジャンクションを選択)
  3. F7キーを押すか、メニューの Processing → Join selected junctions をクリックして交差点の統合を行います
  4. F5キーを押すか、メニューの Processing → Computing junctionsで交差点の再計算をします

これにより、選択した複数の交差点が一つの交差点としてまとめられます。

ここで、改めて、Connectionモードでレーンの進行方向を指定してください。


大量にこのような交差点が発生する場合があります。この場合はセレクションモードでひたすらクリックして、左手でF7→F5という作業の繰り返し。慣れたら早いですよ。

今日の投稿は以上です。短かったですね。
まだまだ、SUMOの細かい機能がたくさんあります。ちょっと、量がありすぎて、どうしましょう。次回からはごそっとまとめて紹介しましょうか。
逆に、みなさまからSUMOでこんなことがしたい、というリクエストがあればコメント頂ければ考えてみますね。では、次回をおたのしみに。

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