【SUMO利用ガイド15】右折レーンの設置

1.右折レーンを作る基本の考え方

  • 右折レーンは交差点のすぐ手前から始まります。
  • そのため 交差点直前のエッジを分割し、その部分だけ「レーン数+1」にする のが正しいやり方です。
  • こうすることで「途中から始まる右折レーン」が自然に表現できます。

では次のような交差点を例にしみましょう。
南からの進入は実際は右折レーンがあるのに、OverPassTurboからモデルには片側1車線のレーンしかありません。


2.手順

① エッジを分割する

  • 虫眼鏡のインスペクトモード(I)にする。
  • 右折レーンを開始させたい位置を右クリック →「Edge operations」→「Split edge here」でエッジが分割され、間にジャンクションが出来ます。

② レーン数を増やす

  • 分割後、交差点に接続する側のエッジを選択
  • Inspectモードで「number of lanes」を +1 します(例:もともと1なら2に)

keep clear とは、渋滞時において車両が交差点内に停車しないことを意味します。現実の交差点でも、交差点内では止まってはいけないので、前が詰まって入れば交差点に進入しませんよね。でも右折レーンの入り口はSUMO上ではジャンクションとなっていますが、交差点でもないので、そこをkeep clearする必要はありません。チェックをはずしておきます。

③ レーン設定をする

  • EditConnectionモードに切り替え
  • 新しくできた右側のレーンを「右折専用」として設定する
    • 右折方向のみ接続を残し、直進・左折方向への接続は外す
  • 既存のレーンは直進+左折の接続を残す

3.ここでまた問題が!

右折レーンの設定ができない!!!

これは、、交差点が2つに分かれているためです。

実際は一つの交差点として信号制御をしているはずです。

どうしましょ。

次回の投稿をお楽しみに。


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