【SUMO利用ガイド6】Pythonインストール編

Pythonのインストール方法

前回の記事で触れたとおり、Overpass Turboで広域の幹線道路を抽出した場合、そのままでは netconvert に読み込めないことがあります。
その理由は、OSMデータの「node → way → relation」という要素の順序がバラバラになるからです。

これを整えるために使うのが 私自作のPython(パイソン)スクリプトの「ordered.py」 です。
実はこれ、Pythonがインストールされていないと、この作業ができません。


1. なぜPythonなのか?

初心者の方は「Pythonって何?」と思うかもしれません。
簡単に言うと、Pythonは世界中で使われているプログラミング言語で、OSMデータのようなテキストを処理するのにとても便利です。

  • 無料で使える
  • Windows/Mac/Linux どの環境でも動く
  • インストールが簡単

2. Pythonをインストールする手順(Windows編)

1.公式サイトへアクセス
Python公式ダウンロードページ を開きます。

2.最新版をダウンロード
ページの上部に「Download Python 3.x.x」という大きなボタンがあるのでクリックします。

3.インストーラを起動
ダウンロードした python-3.x.x.exe をダブルクリックします。

重要ポイント:チェックを入れる!
最初の画面で、下にある
✅「Add python.exe to PATH」
に必ずチェックを入れてから Install Now をクリックします。 → これを忘れると「コマンドプロンプトでpythonが使えない」というトラブルになります。

4.インストール完了
数分で完了します。

この画面が出たらCloseをクリックしてください。


3. 正しくインストールできたか確認する

インストールが終わったら、コマンドプロンプトを開いて次を入力します。

python –version

正しく入っていれば、例えばこんな表示になります:


4. ここまでできれば準備OK!

ここまででPythonのインストールは完了です。
次回はこのPythonを使って、Overpass Turboで抽出したOSMファイルを整形する方法(ordered.pyの実行)を解説します。


まとめ

  • なぜPython?Overpass Turboからの出力データを整形するために必要だから
  • 注意点 → インストール時に「Add to PATH」にチェックを忘れない
  • 確認方法python --version でバージョン表示されれば成功

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